2014年05月10日(土)のメモ

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02:34最近、ラップグループって少なくなったなあって思う。Furious FiveからPublic Enemy、 De La SoulやA Tribe Called Quest、N.W.A.やWu-Tang Clanなど、時代を作ってきたのはグループだったことが多かった。なのになぜ、いまはそれが減ったのか、考えてみた。
02:36やはり転機はWu-Tangだった。親族グループとして1994年にデビューしたにもかかわらず、契約上、別々に活動してもいいことになってて、同年にはデフジャムからMethod Manがソロデビュー。それから次々とメンバーがソロアルバムを出していき、また、別のグループを作ったりして、それぞれが大ヒットした。
02:38それまで、ラップグループは掛け合いラップをしていたのが、パートごとのラップになっていったのもこの頃で、Wu-Tangの例もあって、特にグループである必然性がなく、仲良しラッパーは同じレーベルに所属してFuturingすればいいだけになっていった。
02:40今では、ソロラッパーの集合体がレーベルごとに集まる、Young MoneyやMMGなどの後付けのグループや、特定の音楽性で集まるRich Gang、DJがラッパーを集めるDJ Khakedなどが全盛で、最初からグループを結成してデビューするということがなくなってしまった。
02:43個人的には、これは非常に健全だと思う。商業のために、特定のメンバーが無理やり統一した音楽性を強要されるよりも、個性を生かしつつも、集まった方がいい場面だけFuturingする方が、よりクリエイティビティを発揮できるのではないか。有名になったラッパーがことごとく独立してレーベルを起業する流れもこれに拍車をかけてるように思う。
02:46Emu SP-1200の音です、90年代のヒップホップのリズムトラック。
02:49ヒップホップのサウンドは、その時代のテクノロジーを映してる。最初はハウスバンドによる再演奏だったころから、ドラムマシンを使ったデフジャム創業期、E-mu SP1200全盛期、そして今では、FL Studio全盛期で、どの時代の音か非常に分かりやすい。
02:51Beastie BoysのPauls Boutiqueは永遠の名作。DustBrothersによって、全編SP-1200によるサンプリングで構成されてる。今では絶対に(著作権上)実現できないサウンドで、その頃、Public EnemyやDeLaSoul、KMDも含め、ヒップホップは黄金期を迎え、今なお越えることの出来ない芸術性を実現した。
02:55Jay-ZとEminemは、評価されすぎてるラッパー一位二位だ。三位はLil Wayneだと思ってる。もっと評価されてもいいラッパーはもちろん、Gorilla Zoe、Rocko、OJ Da Juicemanだ。 [ダーティーサウス] [HipHop] [Rap]
03:07日本語ラッパーは知らないので評価できないが、歴史上評価できるラッパーは、Kurtis Blow, Melle Mel, Run, Chuck D, Easy-E, RZA, Jay-Z, Rick Ross, Gucci Mane, Jeezy, T.I.といったところか。
03:22Boogie Down Productionsは嫌いではなかったけど、あのぼそぼそ声は好きじゃないなあwww NasはJay-Zとのビーフに負けた人って言う印象が強すぎるww あと、Nasは初期のTrackmastersのサウンドがあまりにもピッタリきすぎてて、その後のサウンドとの馴染み具合がいまいち。
03:33最近だと、Juicy Jはダントツですごいと思う。ベテランラッパーが復活というと、どうしても懐古主義的サウンドに終始してメインストリームヒットは狙えないんだけども、Juicy Jは、今最もアツいMike Will Made Itをはじめとするアンビエントなトラップサウンドでダーティーサウスの第一線に返り咲いた、その「時代への媚び具合(褒め言葉)」が絶妙だった。

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